【控えめな美しさ】という花言葉を持つ利休梅。
残念ながら、千利休とは関係がない様ですが、
一重と八重が咲いています。
籠によく合う清楚な白さに惹かれます。
一服のお茶に 心をこめて
【控えめな美しさ】という花言葉を持つ利休梅。
残念ながら、千利休とは関係がない様ですが、
一重と八重が咲いています。
籠によく合う清楚な白さに惹かれます。
まだまだ固く小さな蕾に、春の訪れを感じ、お初釜に重宝される【鶯神楽 ウグイスカグラ】
その後、可愛らしい花が咲き、今は小さな実がたくさんなっています。
ピンクのウグイスカグラには赤い実が、白のウグイスカグラにはオレンジの実が。
この季節に、シラン(紫蘭)はよく映えます。
紫以外にも、白色などもあり、どちらの色も清楚な美しさです。
剪定後芽が少なく、今年は花がつかないかも😭と嘆いておりましたが、やはり素人判断でした🙏
思いがけなく大山蓮華が毎日たくさん咲き続き、庭の手入れは、妖艶で甘い匂いに包まれながら致しております。
都忘れが楚々と咲いています。
いかにして契りおけん白菊を
都忘れと名づけくるも憂し
後鳥羽上皇が、島流し先で都を思い名付けたと言われる悲話ですが、私は、【花いくさ】という映画の中で、野村萬斎演じる池坊専好が、戦乱の世の中のため河原で哀しくも野ざらしとなっている亡骸に、一輪の都忘れを供え手を合わす姿がとても心に残っています。
今日は、とても元気なお花、手のかからないお花を2種。
上は、ヒメヒオウギ。
下は、エニシダ。
どちらもほぼ雑草の如く手のかからないお花です。
漢字で書くと
ヒメヒオウギ 姫檜扇
エニシダ 金雀枝
グッとお茶花らしくなります👌
風薫る季節、心新たに風炉のお稽古を!
と思い、しつらえなどを工夫しつつ準備をしておりましたが、コロナ禍収まらず、やはり安全最優先に考え、やむを得ずお休みにさせていただきました。
でも、お花は休みなく、5月に合わせていろいろと元気に咲き始めました。
せめて茶花のご紹介で、少しでも心の癒しになっていただけたら嬉しいです。
今回は、【三】のつく花で
三時草
三時ごろ満開になるという事で、この名前がつけられたそうです。
多肉植物です。
【三寸あやめ】
別名ちょぼあやめ。
丈の低い、小さめのあやめですが、他のあやめと違い、乾燥にも強いので、とても育てやすいあやめです。
5月、風薫る季節になると、風炉の草花が待ちかねていたかのように次々と咲き始めます。
上から、杜若(かきつばた)、オダマキ、鯛釣り草、クレマチス、つゆ草
これからも、一路庵庭の茶花をご紹介していきたいと思います。
一路庵庭の大山蓮華が見事に咲いています。
庭に立ち込める艶やかで甘い香りに、時を忘れてしまいます。
大峰山にも群生しているそうですが、この甘い香りは、煩悩を断ち切り修行に向かう僧をも魅了していたのでしょうか。
コロナ禍で、外でのお茶会には参加できませんが、お稽古の時間内に、内うちでのミニ茶会を行いました。
テーマは【旅】
【関 南北東西活路通】
今は関所を越すが如く、通り抜けるのが困難ですが、
越した先には、東西南北自由におもむく活路が通じている
と信じてこのお軸を掛けました。
お棚は、利休が小田原攻めに持っていったと言われる【旅箪笥】、花入は、【旅枕】
そして、お茶碗は、様々なところに旅行に行った気分で。
春の穏やかな日々、お茶室の中で、旅の癒しを感じる事ができました。