3月のお道具

春になると、お道具もはんなり華やかに。

 

右上、蛤の蓋置、右下蛤の干菓子盆。

桃の節句にちなんで。

3月のお稽古

3月のお稽古をアップしないまま、4月に💦💦

3月は、1、2週は奥伝のお稽古、そして、3週目は釣り釜。

静かに揺れる釣り釜に、春の風情を感じます。

炭点前は、少し難しく。

お香合の拝見も楽しみのひとつ。

型物番付 西前頭筆頭の桃香合と、色紙香合。

どちらも、3月桃の節句にちなんで。

陰と陽 春を呼ぶ奈良のお水取り

奥伝のお稽古の時は、いつも加えて陰と陽の勉強も致します。

ちょうど奈良・二月堂はお水取り。

太極の根源である陰と陽2つの要素、

そしてお水取りは陰の水と陽の火が使われる、厳か、かつダイナミックな行事。

天平時代から約1270年1度も欠かす事なく続けられているとの事。

今年は参拝はかなり控える様にされているみたいですが、その分、配信などで家にいながら参拝させていただける時代が来るとは、お釈迦様もびっくりされているかもしれません💦💦

奥伝のお稽古は、静かに自分と、そして時と向かい合う事ができる大切な時間です。

 

花が微笑みはじめ

春、先駆けて咲く梅も散り始め、さまざまな草花が芽吹いてきました。

庭の小手毬はもう少し先になりそうですが、お花束やお着物で、季節の先取りを🌸

2月のテーマ②趣向のお稽古

2月は、趣向のお稽古を中心に行いました。

筒茶碗、鶯点、逆勝手、向切り本勝手、逆勝手、外流し、内流しなどなど。

頭の体操としか言いようのない、パズルの様なお稽古も、幾年も回数を重ねるごとに自然な所作で動ける様になってきた姿に驚きました。

最初は、ただかたちを覚える事で精一杯でも、回数を重ねるごとに、その形に込められている心が自然と理解出来る様になってきたのだと、改めて茶道の奥深さを痛感致しました。

花の兄 梅

様々な異名を持つ梅。

寒い中、凛とした姿で春を告げる梅に敬意を払い、

魁(さきがけ)、花の兄、此花、鶯の宿、好文木(こうぶんぼく)などなど。

お軸、お菓子はもちろんのこと、着物や帛紗も春を感じさせてくれます❤️

2月のテーマ節分①大津絵


日がたつのが早く、blogが遅れがちになります💦💦

2月の室礼テーマは【節分】

その中でも、大津絵を特に取り上げました。

大津絵は滋賀県大津の地で、江戸時代東海道を行く人々のお土産や護符として描かれたそうです。

風刺の要素も多く、僧侶の姿をした鬼を描いた【鬼の寒念佛】は、〔鬼は人の心の内にあり、たとえ姿は徳のある僧侶の様でも、その心の内は、自己中心的で、限りなく角を生やします。大津絵は、それを折ることを教えてくれるということです。

その他、ひとつひとつの絵に意味があり、大変興味深く、当時の人の心模様も、今の私達と変わらない事を感じます。

上段の結界は、琵琶湖の舟板に描かれたもの。
釘の跡などそのままで、大変趣きがあります。
香合も鬼の寒念佛で
お福さんの香合では、【盆香合】をお稽古致しました。

春の足音

2月らしく極寒の日もある中、暖かな日も、増えてまいりました。

あちこちで梅の花もほころびはじめ、その力強さと華やかさに、「あと一息!」とはげまされているようです。

 

お稽古のお菓子も、春色に!

お稽古・1月後半

あっという間に2月も半ば。

少し投稿が遅れていますが、

1月初茶会の後は、奥伝のお稽古。

精神性が深く、また茶道の原点だとも感じるこのお稽古は、あくまでも秘伝、非公開。

回数を重ね、身につけていくごとに奥の深さを痛感する。

【茶禅一味】という言葉が浮かびます。

自ずと気持ちも引き締まります。