6月のお稽古道具②

6月のお棚は、坐忘斎お家元お好みの【吟風棚】ぎんぷうだな。涼しげな風情がとても素敵なお棚です。

替茶器として宋胡録 スンコロク。

タイの陶器で、桃山時代から江戸初期まで香合として重宝されたそうです。

蓋置は、5月に使うつもりでしたが、【八橋】

下にアヤメの絵が、そして蓋をのせるところが八橋になっています。

6月のお稽古お道具・棗

今月は2種。

⭐️田植えにちなみ、一粒万倍の願いを込めて

【徳風棗 玄々斎好み】

⭐️一路庵の紫陽花にも似ています。

【白叩き紫陽花蒔絵】

おもてなしの心と形

今月は、5月がお休みだったため、課目も多めに。

お薄茶、お濃茶、初炭の基本から入り、貴人点、清次、花月、荘り物など。

最初はお点前の順番を覚える事で精一杯だった人も、その形に至るおもてなしの心を徐々に理解し、自然なお点前ができるようになってきています。

この様な時だからこそ、心と形を整える時間は大切なのだと痛感致します。

 

梅雨の頃の茶花

梅雨の頃のお茶花は、それぞれ自己主張は強くは無いものの、楚々とした可愛さを持つものが多い様に感じます。

右から

右上 白蝶草 ハクチョウソウ

その下白い丸 丘虎の尾

その下薄いグリーン リョウブ

真ん中黄色 アキノキリンソウ

ピンク 松明草 タイマツソウ

左上 桜蓼 サクラタデ

左下 藤空木 フジウツギ

道で咲いていると見逃しそうな小花ですが、それぞれ生き生きとした愛らしさに癒されます。

 

 

 

 

梅雨らしく

一昨日は、雨と雷に驚かされました。

風神雷神のお出ましでしょうか?

お茶室には優しく【風神雷神手毬】を飾っています。

 

そして、傘にちなんだものもお道具に取り入れて。

傘籠花入には、小判草、丘虎の尾、甘茶

香合は、市女傘香合。昔の高貴な人が顔を隠す目的で被られていた帽子のようなものですが、元々は市場の女性が被っていた事からこの名前になったそうです。

傘釜。平たくて本当に傘の様な釜です。

蛇の目傘も付け足し⁉️

 

花は野にあるように

茶花は、数を多く活けるのではなく、一輪の花の美しさを大切に致しますが、【花は野にあるように】と利休七則にあるように、庭で咲き誇っている花々の美しさも格別です。

上から

丘虎の尾 オカトラノオ

ニッコウキスゲ

ホタルブクロ

桃色糸花蛍袋

少し変わった蛍袋が満開です。

【桃色糸花蛍袋】ももいろいとばなホタルブクロ

下の蛍袋は、普通の花で、確かに蛍が入れる袋がありますが、上のホタルブクロは糸状のため、入れません💦💦

 

趣向を重ねて

5月がコロナ禍のためお休みでしたので、いきなり6月が初風炉に。

お道具の取り合わせのひとつの趣向として、同じテーマのものを3つ揃えると良いと言われます。

6月らしいテーマをいくつか決めて、お道具を取り合わせてみました。

まずは、【舟】

 

お軸は、【さみだれを 集めてはやし 最上川】

お香合は、蜑小舟香合(あまおぶねこうごう)。玄々斎五器の1つになります。

そして、茶道具ではないので、少しズルですが、

【おしん】の最上川でのおっかあとの別れのシーンを飾りに致しました。

茶室で、初夏の滴りを感じつつ、まずは基本に戻り、初炭や平点前のお稽古を致しました。

6月よりお稽古再開

1ヶ月間お休みしておりましたが、6月よりお稽古を再開する事ができました。

感染予防第一に注意しての上でのお稽古です💦

アクリル板など少しお茶室には不似合いなものの、やはり普段通りのお稽古ができる事は本当にありがたい事だと痛感です。

まさに【日々是好日】です。

 

一路庵の紫陽花が、とても綺麗です。

お茶花には少し大きすぎるので、こちらでお披露目を🌸