16日は、【祇園茶会】でした。
社中有志が参加いたしました。
猛暑、天気の急な変化などはあったものの、【一力】での舞妓さんのご接待をはじめ、八阪神社、中村楼など9席設けられた全ての席が素晴らしく、祇園祭を堪能する事ができた夢のような1日でした。
一服のお茶に 心をこめて
昼間の暑さが、太陽の傾きと共にようやくおさまり、青田に吹く風が心地よい夏の夕暮れ。
少し前のことになりますが、暦の上での【半夏生】(はんげしょう)は、今年は7月2日でした。
夏至から11日目にあたります。
すでに10日も過ぎてしまいました。
この日までに必ず田植えをし、そして、何もお仕事をしてはいけない日。
地域によれば、【ハンゲ】という妖怪がでるだの、この日に田植えをすると、収穫が減ってしまうだの、この日に竹の花を見れば死んでしまうだの、とにかく、うろうろしないことが無難な日のようですね。
最近は、スーパーに行くと、【半夏生の日は、タコ食べよう】とタコの売り出しをよく見かけるようになりました。
タコにはタウニンとい栄養素がたっぷりなので、夏バテしません!
とスーパーには書いてありましたが、元々は、田植えのあと、稲がしっかりとタコのようにくっついて根付いてくれますように、という願いから食べるようになったようです。
また、暦だけでなく、お花にも【半夏生】と呼ぶ花があります。
葉っぱの上の三枚だけが真っ白になるため、別名【三白草】(さんぱくそう)、【半化粧】(はんげしょう)とも言います。
暦の上の半夏生の頃にたくさん咲くので、この名前がつけられたとか。
稲が青々と涼風に揺れ、半夏生の咲くこの季節、
日本の美しさを再認識させられます。
大阪・天満橋にある音楽サロン🔔【ラ カンパネラ】🔔。
イベント情報を教えていただけるということで、ホームページからイベント情報会員に登録したところ、早速ビッグな情報が届きました❤️❤️
今度12月に、中村天平のコンサートがあるとのこと❗️❗️
中村天平といえば、クラシックの枠を超えたピアニストで、かなり有名ですよね。
ちなみに私が天平を知るきっかけになったのは、ファーストアルバムに入っていた【一期一会】という曲。
茶道の精神として最も有名なこの言葉を曲名にするのだから、きっと柔らか系イケメン?と思いCDを手に取り、びっくり‼️格闘技系‼️しかも、かなり強そうな😱😱
その後、何でみたのかは忘れてしまったのですが、(テレビだったかインターネットだったか)天平が、秘境ツアーで紀伊半島を回っている時に、ふと立ち寄った廃校の古びたグランドピアノで【一期一会】を弾いていて。埃だらけの体育館、ところどころ音のでない鍵盤もあり、もちろん調律もされていないピアノ、でも、その、何もない、不完全な中、人の心を大きく感動させる力がある。
それが、【一期一会】の、そして天平の精神なのだと、私はそう感じます。
ホールではなく、より身近な空間で聴くことができるサロンでの天平!
🎼今から本当に楽しみです🎹🎹
この時期になると、富士山の山開きの話題をよく耳にするようになります。
昨日から、静岡県側からも登れるようになり、本格的な富士山登山シーズン到来です。
ちやみに、金剛杖(つえ)ってご存知ですか?
七合目、八合目、って感じで区切りごとに焼印を押してもらい、山頂制覇の記念にするようですが、これは、スタンプラリーのように楽しく、本当に記念になります。
息子が中学生の時に持って帰ってきてくれて、今も玄関の泥棒よけです😓😓
でも、祖母は、高齢になってから一念発起して富士山に登った社中の方から、この金剛杖をいただき、このように素敵な結界を作りました。(職人さんに作っていただきました。)
そして、この結界を使い、富士山登山を記念して、名水点のお茶会をひらいたそう。
泥棒よけに玄関に置いている私なんかには、まだまだ太刀打ちできない亡き祖母の思い出の品です。
バタバタと過ごした先週、その間に、【半夏生】、
【七夕】、どちらも終わってしまいました。
先週のお稽古は、夏に相応しい、涼を呼ぶお点前を中心に行いました。
利休七則のひとつに、【夏は涼しく】という言葉があります。
利休が、弟子におもてなしの極意はなんですか?と問われ、答えた七つを【利休七則】といいます。当たり前のことばかりなのですが、それができたら、私があなた(尋ねた弟子)の弟子になりましょうと言われたそうです。
おもてなしにおいて、当たり前の事がいかに大切で、いかに難しいかということがわかる七つの言葉です。
1.茶は服のよきように点て
2.炭は湯の沸くように置き
3.花は野にあるように
4.夏は涼しく 冬暖かに
5.刻限は早めに
6.降らずとも傘の用意
7.相客に心せよ
朝、陰の気から、陽の気に変わる5時前に汲んできたお水でおもてなしをする【名水点】、あらかじめお茶碗に水を張り、涼を演出する【洗い茶巾】など、いかにも【夏は涼しく】の演出を、お茶事形式でお稽古いたしました。
今日は、調布市にある【武者小路実篤記念館】へ。
武者小路実篤といえば、明治時代から昭和を代表する文豪として有名ですが、実はそれ以外にはあまり知識が😰😰
館内には、武者小路実篤を始め、夏目漱石、志賀直哉など、文豪たちの原稿などが展示されていました。
文豪たちの原稿は、今も万年筆の筆先からほとばしる魂が伝わってくるかのような、時を超えた気迫を強く感じました。
自分自身は華族として生まれたものの、みんなが身分に関係なく平和で幸せに暮らせるよう力を尽くし、野菜を作り、空いている時間は芸術を愛し、絵を描いたとか。
古き良き時代の文化を感じるあたたかな美術館、入館料は200円でした😍😍
代々木上原の情緒ある街の坂を下り少し登ったところにある、小さな音楽ホール。
玄関には、七夕飾りが🎋
東京、世田谷にある静嘉堂文庫に行ってまいりました。【かおりを飾る〜珠玉の香合・香炉展】
明時代を中心とする唐物(中国の物)が数多く、そして、仁清を始めとする江戸時代の作品もまた多くて展示され、なんとその数100点はあろうかと🙀🙀
香合は、手の平に収まるかわいいものが多く、そのデザインも様々。狸、亀、鹿、カタツムリなどの動物から、柿、ミカン、ひょうたんまで。
年末ジャンボが当てれば、私も必ずやコレクターになり、一路庵文庫を作りましょう😍😍
ただ、本日のスーパースターは、やはり曜変天目【稲葉天目】。世界に3つしかないと言われる曜変天目の全てが日本にあり、先月は藤田美術館で、そして今日はこちらで拝見させていただきました。やはり曜変天目は、奇跡のお茶碗です。
まるでトトロの森をくぐるかのような木々を通り抜けて行くこの美術館。二子玉川か成城学園が最寄りです!
今日は、6月28日。
偶然とは思えない確立で、晴れたり、雨が降ったりする日を、気象特異日とよぶそうですが、今日がまさにその気象特異日。雨が降る確立が非常に高いそうです。
そして、実は、その訳は、900年も前の、今日の出来事に隠されています??。
昔々、曾我十郎と、虎御前、2人はとても愛し合った恋人同士でしたが、突然2人の中は引き裂かれます。
曾我十郎には、5歳の時、無念の死を遂げた父の敵討ちをする日という大きな宿命を背負っており、そして、17年後の陰暦5月28日に、見事兄弟で、本懐を遂げたそうです。
ただ、悲しい事に、その時に斬り殺され、仇は取ったものの亡くなってしまったそうです。
恋人の虎御前は、嘆き悲しみ、曾我十郎が亡くなった今日は、天国から泣き続けるのだとか。
そして、いつの頃からか、今日降る雨を、虎が雨とよぶそうです。
今日は、すこし控えめではありましたが、朝に雨が降りましたね!
どうか虎御前の悲しみの雨が、草木を潤わす、恵みの雨へと変わってくれますように☂️☔️
【一雨 千山を潤わす】
1年の折り返し地点、6月のお稽古も、昨日のお引き次ぎで終了いたしました。
それにしても、ふと思ったことが、6月に使う言葉、季語って、【さ】がつくのが多い!
【早乙女さおとめ、早苗さなえ、五月雨さみだれ、皐月さつき(5月のことですが、旧暦なら6月)などなど】
不思議???😳😳😳
でも、これには、やはり、訳がありました!
実は、【さ】というのは、稲の神様(田の神様)のことだそうなのです。
稲の神様、つまり【さ】の神様は、忙しく、冬の間は山の神様だそうなのですが、春になると里に降りてきて、くら(神様が座られるところ)に来られるので、その時に咲く花が、【さくら】
そして、生きていく上で、1番大切なのが、やはり農耕。ですので、田植えの時は、もちろんお出ましいただかなくてはなりません。
その時に、神様の前で稲を植える乙女が【さおとめ】、神様に守られて植える稲が、【さなえ】、そして、その時にはたくさん雨が降ってほしいですよね。だから、神様の力で水が垂れることが、【さみだれ】。
そして、稲の神様、お出ましの月なので、【さつき】
【さ】が、神様だったなんて😵😵
知って幸い(さいわい)です❤️(これも神様ことばです!
さの神様に祝いをしてもらうから、さいわい!)
流石〜〜(さすが〜)❤️(これは、さの神様のすがた)